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狂犬病の予防について

狂犬病予防接種啓発ムービー

狂犬病とは

狂犬病の予防狂犬病はウイルスによる人と動物の共通感染症であり、人を含め全ての哺乳類に感染します。
咬み傷から唾液と共に感染することが多く、発症後の死亡率がほぼ100%といわれています。

ウイルスに感染後、犬は2~3週間、人では1~3ヶ月の潜伏期間を経て発症するといわれています。
狂犬病は昔からある病気ですが、現在も全世界で年間およそ55,000人が死亡している大変怖い病気です。

 

 

 

 

 

世界の狂犬病発生状況

狂犬病が現在流行している地域はアジア、南米、アフリカで、そのうち50%以上はアジアで発生しています。
また、人に対する狂犬病の発生のうち95%以上が犬に咬まれることによって感染しています。

狂犬病の感染のタイプには「都市型」、「森林型」の2つがあります。

「都市型」とは前述のアジア(特にインド、中国など)、南米、アフリカの一般に途上国といわれる国の都市部で多くの感染が認められるタイプです。これらの地域では人での感染、死亡例が多数報告されています。

「森林型」とはアメリカ、ヨーロッパなど広大な自然があり、そこでの野生動物に広く蔓延しているタイプです。
スカンク、コウモリ、アライグマ、キツネなどの野生動物への感染は毎年6,000~8,000件、ネコで200~300件、イヌで20~30件の感染が報告されていますが、人への感染例は年間数名程度と少ないのが特徴です。

日本における狂犬病予防の現状

日本での狂犬病発生は関東大震災のあった年を含む数年間がピークで、一番多い年で年間に3000頭の犬と300人以上の人間が死亡しています。
日本での流行も「都市型」のタイプで、犬からの感染が主体でした。

1950年に狂犬病予防法が施行され、飼い犬の登録とワクチン接種の義務化、徹底した野犬の駆除、海外からの侵入を防ぐ検疫の強化が行われました。
その成果が実り1957年以降、国内での狂犬病の発生はなくなり、日本は世界でも数少ない狂犬病清浄国となりました。

しかし、今またこの狂犬病の国内流行が懸念されています。
世界保健機関(WHO)によると狂犬病ウイルスが侵入した際、流行を防ぐことができる予防接種率は70%以上とされています。

現在、全国の犬の登録頭数は約680万頭であり、狂犬病予防接種率は全国平均で約75%、そして静岡県や浜松市は80~85%とWHOの推奨値を上回っています(2006~2008年の報告)。

ところが、別の調査(ペットフード協会)によれば国内には約1300万頭の犬が飼育されていると推定され、約半数の犬が登録されていないことになります。
犬の飼育頭数が約1300万頭として予防接種率を算出すると、40%を下回ることになり、先ほどのWHOが提唱するバリアレベルをはるかに下回ってしまいます。

それに加え、犬による咬傷事故は届出されたものだけでも毎年6000件以上あり、徘徊犬の抑留は年間約6万件以上が報告されています。
このように現状では狂犬病ウイルスが国内に入ってきた場合、感染が拡大してしまう可能性が示唆されています。

狂犬病は愛犬のみならず人命に関わる病気です。
とても危険な感染症であることをご理解いただき、万一狂犬病ウイルスが国内に入ってきても流行するような事態にならないためにも狂犬病予防接種を忘れずに受けるようにしてください。

狂犬病予防接種について

日本では狂犬病予防法により生後90日を経過したワンちゃんに狂犬病予防ワクチンを接種し登録することが義務付けられています。

そして、鑑札、注射済票は犬に装着しなければなりません。また、予防接種は4月から6月のあいだに行うこととされています。
健康状態などの理由により延期されていた場合は1年を通して各動物病院で接種可能です。

注射料金

狂犬病予防に要する費用 2850円
狂犬病予防注射済票交付手数料 550円
犬の登録手数料(生涯1回) 3000円

注射時の注意事項

犬の健康状態を正確に把握するため、飼い主以外の方やお子さんだけでのご来場、ご来院はできるだけご遠慮下さい。また集合注射会場では犬が興奮することも多く見られますので、注射時に犬を押さえたり静かにさせたりすることができる方がお連れ下さい。

下記に該当する犬は注射を受けられないことがあります。
  • 病気で治療中または健康上問題があると思われる犬。
  • 今までに予防注射を受けて、体調が悪くなった犬(アレルギー等)。
  • 妊娠中の犬。
  • 1ヶ月以内に他の予防注射を受けた犬。
  • 犬が著しい興奮状態にある場合。
  • 人を噛んだことのある犬(狂犬病鑑定が済んでいない場合)

届出事項の変更

登録された犬が死亡したり所在地が変わった場合、または飼い主が変わった場合にも届出をしなければなりません。

届出先
浜松市 動物愛護教育センター・保健所生活衛生課・保健所浜北支所
各区役所のまちづくり推進課
湖西市 湖西市役所環境課

ご不明なことがございましたら管轄の保健所や市・区役所の担当課、獣医師会所属の各動物病院に遠慮なくご相談ください。

 

参照HPおよび資料

世界保健機関(WHO)
国立感染症研究所 感染症情報センター
厚生労働省 健康局結核感染症課
厚生労働省検疫所
横浜市衛生研究所
浜松市保健所
静岡県厚生部生活衛生局
狂犬病予防法


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