浜松市獣医師会の活動について

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狂犬病予防事業部

狂犬病は古くから知られた病気で、犬にも人にも感染する病気(人畜共通感染症)の1つです。一旦発症してしまうとほぼ100%死亡することで人々に恐れられてきました。

日本でも、過去流行がありましたが、昭和25年に狂犬病予防法が施行され犬の登録や予防注射が義務付けられた結果、昭和31年以降、国内での発生はありません。国内で狂犬病の感染が確認されなくなって以降、日本で狂犬病が発症した事例は海外旅行者や滞在者の3例です。

1970年にネパールで日本人旅行者が現地で犬に咬まれ、発病しました。
残り2例はいずれも2006年に京都市在住および横浜市(2年前からフィリピン滞在)の60代の男性が、フィリピン滞在中犬に咬まれたことが原因で発病しました。残念ながら3名とも亡くなっております。

犬による咬傷事故が毎年6,000件程度報告されていますが、犬への狂犬病ワクチンの接種率は近年低下しており、狂犬病が再び流行するのではないかと心配されています(厚生労働省の調査によれば2004年の予防注射実施率は、未登録犬も含め僅か39%と、流行を防ぐために必要とされるWHOガイドラインの70%をはるかに下回っています。)

狂犬病は現在でも一部の国を除いて世界各国で発生しており、国際交流が盛んになった今、常に狂犬病が入ってくる危険にさらされていると言っても過言ではないでしょう。
西遠獣医師会は行政と協力して年1回、春に狂犬病予防注射を実施しています。狂犬病の流行を防ぐためにもまた大切な愛犬の命を守るためにも、狂犬病予防接種をしましょう。