Activity

活動について

浜松市獣医師会の活動について
一般社団法人浜松市獣医師会は、
浜松市と湖西市の56の動物病院(令和6年4月1日現在)が参加している団体です。
地域の動物医療に貢献すべく、様々な公益的な活動を行っています。

Activity 01

狂犬病予防

Activity 02

補助犬
健康診断

Activity 03

動物愛護及び
学校飼育動物

Activity 04

学術セミナー

Activity 05

災害対策
Hamamatsu
Veterinary
Medical
Association
01

Activity 01

狂犬病予防

大切な愛犬と人々の生活を守るため
年1回の狂犬病予防注射を忘れずに

狂犬病予防注射は年に1回の接種が法律で義務づけられています。

狂犬病はヒトだけでなく、すべての哺乳類に感染する人獣共通感染症で、発症すると100%死亡する恐ろしい病気です。
大切な家族である愛犬を守るためにも必ず接種するようにしましょう。生後91日齢以上の犬は年に1回の狂犬病予防接種が法律で義務づけられています。

世界の狂犬病発生状況

狂犬病は世界中のいたるところで発生しており、日本は数少ない狂犬病清浄国です。
水際対策で侵入を防ぎ、万が一の際にはまん延させないために狂犬病予防接種率の上昇が重要になります。 そのためには飼い主の方々のご理解とご協力が不可欠になります。

日本における狂犬病発生状況

 
死亡者数
犬の発生数
1953年
3人
176頭
1954年
1人
98頭
1955年
0人
23頭
1956年
1人
6頭
1970年
1人(※1)
発生なし
2006年
2人(※2)
発生なし
2020年
1人(※3)
発生なし
  • ※1

    ネパールを旅行中、犬に咬まれ帰国後発病、死亡した輸入症例。
  • ※2

    フィリピンを旅行中、犬に咬まれ帰国後発病、死亡した輸入症例。
  • ※3

    フィリピンで犬に咬まれ、入国後発病、死亡した輸入症例。

狂犬病予防接種について

かかりつけ、もしくはお近くの動物病院で接種してください。
ご用意いただくもの
  1. 狂犬病予防注射通知はがき
    登録済みの犬の飼い主宛てに市よりはがきが届きます。 初めての方は、直接、動物病院にご来院下さい。
  2. 注射料金
    料金は各動物病院にお問い合わせください。 注射済票発行・新規登録料(初年度のみ)は別途費用がかかります。

集合注射について(令和6年度)

浜松市の狂犬病予防集合注射の日程表(天竜区のみ行っております。)
会場
実施時間
所在地

5月8日(水)

龍山森林文化会館
10:00〜10:20
天竜区龍山町瀬尻982-2
龍山支所
10:40〜11:00
天竜区龍山町大嶺570-1
光明ふれあいセンター別館駐車場
11:30〜11:50
天竜区山東2309-8
上阿多古ふれあいセンター
13:30〜13:50
天竜区西藤平1555
旧天竜保護センター 若杉荘跡地
(熊ふれあいセンター東側)
14:30〜14:50
天竜区熊1976-5

5月12日(日)

天竜区役所 南館
9:30〜10:30
天竜区二俣町二俣530-19
春野支所
11:10〜12:00
天竜区春野町宮川1467-2
旧川上バス車庫
13:40〜14:00
天竜区春野町川上668

5月21日(火)

山香ふれあいセンター
10:15〜10:30
天竜区佐久間町大井2415-1
佐久間歴史と民話の郷会館
11:00〜11:20
天竜区佐久間町佐久間429-1
浦川ふれあいセンター
13:00〜13:20
天竜区佐久間町浦川2794-1

5月29日(水)

城西ふれあいセンター
10:30〜10:50
天竜区佐久間町奥領家1528-4
西浦区公民館
11:20〜11:40
天竜区水窪町奥領家4862
水窪の星の駅 碧(水窪支所向かい)
13:00〜13:30
天竜区水窪町奥領家3281-8

湖西市の狂犬病予防集合注射の日程表

会場
実施時間
所在地

4月17日(水)

新居支所駐車場
10:00〜10:40
湖西市新居町浜名519-1
住吉公民館
11:00〜11:40
湖西市新居町新居3033-9
郷南公民館
12:00〜12:15
湖西市新居町中之郷
宮本集落センター
13:25〜13:45
湖西市白須賀499
旧白須賀幼稚園駐車場
14:05〜14:25
湖西市白須賀4804-1
南上の原集会場(きずな館)
14:45〜15:10
湖西市南台2丁目15
梅田コミュニティセンター
15:30〜16:00
湖西市梅田

4月18日(木)

市役所北側駐輪場前
10:00〜10:40
湖西市吉美3268
鷲津コミュニティ防災センター
11:00〜11:20
湖西市鷲津1163−2
表鷲津コミュニティ防災センター
11:35〜12:00
湖西市鷲津2837
北部多目的センター駐車場南側倉庫軒下
13:20〜14:00
湖西市太田458−1
入出集落センター
14:15〜14:30
湖西市入出453−17
むつみ荘
14:45〜15:00

※浜松市・湖西市ともに、令和6年度の集合注射は終了しました。

02

Activity 02

補助犬健康診断

「補助犬が健康で長く活躍できるように」という理念のもと、毎年春分の日に補助犬健康診断を開催しています。
盲導犬、介助犬など静岡県内の補助犬たちが一斉に集まります。

補助犬健康診断では、補助犬がお仕事を行う上で一番大事な眼の健診を欠かさず行っています。
具体的には、
  1. 涙液量検査(ドライアイで涙の量が減ってないかなどをチェックします)
  2. 眼圧検査(緑内障の有無をチェックします)
  3. 角膜検査(角膜に濁りや傷などがないかチェックします)
  4. 白内障検査(水晶体が濁っていないかチェックします)
  5. 眼底検査(網膜や視神経の状態をチェックします)
などです。
1頭1頭細かくチェックして、また1年お仕事を頑張るお手伝いをしています。

これまで皆様のご協力のおかげもあり、事故なく無事に約40年間開催して来られました。 もちろんこれは我々獣医師の力だけで、到底できることではありません。 毎回獣医眼科専門医をお招きし、またボランティアの動物専門学校の先生や学生の皆さん、協賛いただく各企業の皆様にもご協力をいただいております。 健診当日は、学生さん達にはそれぞれ担当の補助犬に付き添っていただき、会場内の案内や検査の補助をお願いしています。 健康診断といっても獣医師だけの緊張感のある雰囲気ではなく、専門学校の皆さんのおかげで会場の雰囲気はパッと明るい和やかなものになっていますし、補助犬たちも終始リラックスしています。
西は湖西から東は三島や伊豆からと静岡県全域からご参加いただいていますが、『この健康診断で年に1回集まることが、補助犬使用者同士の交流を深めることにもなっている。』ということを伺いました。
補助犬の健康管理だけでなく、交流の場としてもお手伝いできることはとても嬉しいです。 参加されている補助犬使用者様の笑顔や犬たちの頑張る姿を見ていると、私たちもやりがいと勇気をいただき、このような魅力ある健康診断を、これからもぜひ継続していきたいと毎年決意を新たにするのです。 今後も補助犬に対する皆様のご理解・ご協力をよろしくお願い申し上げます。
03

Activity 03

動物愛護及び学校飼育動物

子どもの頃から「動物との正しい関わり方」や「命の大切さ」について考えることは、情操教育や人格形成の基盤づくりに非常に重要です。
そこで小中学校の依頼に応じて講師を派遣し、人間と動物が共生できる豊かな社会づくりを進めるために動物愛護教育を行っています。

また児童が「動物とふれあうことにより命の大切さを学ぼう」と企画をされる学校の依頼に応え、浜松市動物愛護教育センターと協力して動物愛護(ふれあい)教室を開催しています。
この活動は、ウサギやモルモットなどの小動物を連れて訪問し、動物の育て方、体の仕組みや働きを説明した後、実際に子供たちに小動物を抱いてもらい命のぬくもりを感じてもらおうというものです。聴診器をつかって、子供たち自身の心臓の音を聴いてもらったり、ウサギの心臓の音も聴いてもらったりしています。
子供たちは目を輝かせ、一生懸命何かを感じ取ろうとする姿を見せてくれます。

また、浜松市と連携して傷ついた飼い主不明動物の治療も行っています。
こうした活動を通して、子供たちはじめ市民の皆様の生命尊重、友愛の気持ちを育み、人と動物の共生する社会の実現を図りたい思っています。
04

Activity 04

学術セミナー

会員向けに学術セミナーを企画しています。リアル・オンラインで開催する講演を通して、日々進歩する疾病の診断、治療方法・治療薬に関する情報のアップデートに努めております。
また、研究機関や関連団体と連携を取りながら、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、レプトスピラ症、高病原性鳥インフルエンザなど、ペット・家畜・野生動物のみならずヒトへの感染リスクや、産業・社会へ甚大な影響を及ぼす可能性のある感染症の発生状況について、会員への周知・情報共有もおこなっております。
05

Activity 05

災害対策

地震や台風など自然災害の多いこの日本において、事前の備えと災害発生時の対策は大変重要です。
東日本大震災や熊本地震を経験した後、環境省や日本獣医師会、各自治体では、様々なガイドライン(※参照)が作成されました。 当会といたしまして、万が一災害が発生した場合にこれらガイドラインに沿った活動を速やかに行えるよう、浜松市と2020年9月に「災害時における動物救護活動に関する協定」を締結しました。 今後も引き続き浜松市と協力体制を維持していくとともに、備えの啓発にも注力したいと思っています。
  • 人とペットの災害対策ガイドライン(環境省H30)
  • 災害時におけるペットの救護対策ガイドライン(環境省H25)
  • 災害時動物救護の地域活動ガイドライン(日本獣医師会H30)

備えていますか?ペットの防災対策

災害時にペットとすぐに避難できるよう、日頃からキャリーバッグやケージに入ることに慣れさせておきましょう。
ペットを多くの人や動物に慣らせて社会性を身につけさせましょう。様々な音や物に慣れさせておくことで、環境の変化によるストレスを軽減できます。
また、ペットの身元表示(迷子札やマイクロチップ)を確実に行いましょう。

避難時の備蓄品にはペットフードや水、薬、ケージ、リードなどを含めて準備しましょう。
避難所でのペット同行避難については、各自治体の避難所情報や避難マニュアル等を確認し、適切な対応を心掛けましょう。避難所では、ペットが苦手な方や動物アレルギーを持った方もいるため、配慮が必要となります。
現状ではペットと同じ部屋で過ごせる避難所はほとんどなく、人の居住スペースとケージに入ったペットの飼育スペースが別々になることが一般的です。車中泊やペットの預け先(親戚等)など様々な想定をおこない、日頃から検討しておきましょう。